PTSDとは
心的外傷後ストレス障害のことです。次の4つの症状が挙げられます。
侵入障害
フラッシュバックのこと。本人にとっては最も辛い症状であり、昔の記憶がまさに今起きているような恐怖を感じます。
回避症状
トラウマ体験を思い出させるものを避けたり、その時の記憶がスッポリ抜け落ちたりします。
過覚醒症状
トラウマ記憶が原因で、常に自分を守るための防衛体制に入り、心臓がドキドキする、音に敏感になる、過呼吸になるなど、交感神経が必要以上に覚醒した状態になります。
認知と気分の陰性変化
自分が悪かったと思い込んだり、今まで楽しかったことが楽しく感じられなかったりするなど様々なことにネガティブな感情を抱くようになります。
上記の症状が、トラウマ体験後1か月以上続き、日常生活の妨げになっている場合、PTSDと診断されます。